井上さんとの面談にて 「蛹の話」no.53

井上さんとの面談にて

 

素敵な教えを頂いたのでシェアしますね。

 

 

◯幼虫から蛹から成虫へ。

 

人も昆虫も生き物は全て成長経路は一緒?

幼虫は地道にたくさん動きます。

1メートル進むのに

何分かかるだろうか。

 

それでも地道に淡々と小さく動く。

そして蛹になります。

 

 

蛹の間は動きません。

1ミリたりとも動きません。

殻の中で

ずっと

ひたらす動かず

止まったままでいます。

 

そして

ある日突然成虫になります。

蝶ならば

羽が生え、

どこまでも飛んでいけます。

 

幼虫時代に

1メートル進むのに

数分かかったこともあったけど

 

蝶は1メートルなんて

1秒で動く。

 

 

人も同じである。

それは

誰しも

幼虫時代があり

蛹時代があり

成虫時代がある。

 

対して動けないくせに

必死にあくせく動く幼虫時代。

 

何もせずに

1ミリ足りとも動かない蛹の時代。

 

そしてそれを越えれば

世界中を飛び周れる成虫時代。

 

つまり

蛹の時代も必要な時間なんです。

立ち止まっていいんです。

成長しなくたっていいんです。

すべてやめてしまってもいいんです。

 

何もしない。

まったく動かない蛹の時代が

 

蝶になって空を自由に舞うようになるまでに必要な時間なんだ。

 

 

おしまい。